というわけで続きです。
昨日の最後に書いたのは『白痴』において自分に一番印象を与えた部分であります。 白痴の女性が主人公の家に駆け込んできたことを考えながら発する言葉。 世間という危うい存在に気づいていながら、それに惑わされる主人公の自意識が面白い。 ちなみに引用先である小説は伊坂幸太郎『ラッシュライフ』。 いたって最近の小説ですが、作品自体がだまし絵のような大群像劇。 登場する複数の主人公たちは皆頭がよい。 結局何が言いたいのかというとはっきりしませんがおおむねまとめますと、 他者を異質なものとして疎外するまっとうな理由など存在しないのではないかということです。 そういう意味で、アンゴたんの小説の中に自分の考えている事の一部を見つけたのです。
by fukidamarism
| 2007-03-01 16:52
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