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『森達也の夜の映画学校』

を読みました。
バイト先の書店でふいに見つけて買ってみました。
平たく言えば対談集ですが、
もう少し言えば映画に関する対談集です。

読んだのは結構前になってしまうのですが、
(最近レポートが出ているせいで映画も本もめっきりです)
森達也さんという映像作家と誰かが映画館で対談した模様を文字にした
ものでして、言っていることも真っ当ですし、何よりざくざく読めてそれでいて勉強になる。

森達也さんは、オウム真理教信者を撮った
『A』『A2』という映画で有名でありまして、
その作品により私はドキュメンタリーの世界へ引きずり込まれました。
彼の著作物で目を開かされたること軽く5回を超えております。



森達也、代島治彦著『森達也の夜の映画学校』(現代書館)
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by fukidamarism | 2007-06-25 16:56

『映画は生きものの記録である 土本典昭の仕事』

という映画を観てきました。
土本典昭というドキュメンタリー映画の作り手がおりまして、
彼を被写体にしたドキュメンタリー映画です。

上映中、激しく睡眠してしまいました。
あなや。

敗因を考えましたところ、
土本爺の言っていることがあまりに高尚で難解すぎて、かつ予備知識が足りなすぎたか、
この映画がつまらないかのどちらかです。後者は怒られそうです。

というわけで、不本意な結果に終わったのです。
リピート鑑賞しようかと少し考えています。リピート割引もあるのですし。
とにかく、すいませんでしたと謝りに。

ちなみに土本典昭氏は、日本のドキュメンタリーの中でも古典にあたる人で、
水俣病の患者と水俣という地を撮った一連の作品で特に知られています。


藤原敏史監督 『映画は生きものの記録である 土本典昭の仕事』
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by fukidamarism | 2007-06-18 19:05

『選挙』

『選挙』という映画を観ました。
平たく言うと、選挙のドキュメンタリー映画です。
もう少し言ってみると、政治の素人がなりゆきで立候補し、「どぶ板選挙」をする映画です。
英題も付いておりまして、「イレクション」ではなく「キャンペイン」なのです。
投票日までの選挙活動をひたすら追い続けています。

どぶ板選挙とは、有権者の家にこまめに赴いたり、
選挙カーで町中をまわってアピールするような、いわゆる支持団体の力に
頼らない選挙のことを言うそうです。
主演の「山さん」も、駅前で自分の名前を連呼したり通勤客に握手してまわったり、
時には小学生たちにもチラシをあげて「おかあさんによろしくね」なんて言ったりと
いろいろやっています。

出馬を要請した自民党関係者からは、
「何をやっても怒られ、何をやらなくても怒られ」ながら、時には奥さんにもブチ切れられたり、
山さんは困惑しながらも活動を続けていきます。

選挙の結果は、映画の目玉のひとつでもありますので書きませんが、
この映画の面白い点のひとつに、観覧者に何らのメッセージも強いない事があります。
いや、もちろん伝えたいことがあって映画を作ったのでしょうが、
それを押し付けてこないという意味です。
日本の特有な選挙活動を笑い飛ばすもよし、
山さんの打たれ強さに敬服するもよし、
来る7月の選挙を思い出すもよし、
途中で寝てしまってもよし・・・。

ニュース番組などで、テレビは人々にステレオタイプな枠を作りすぎたと思います。
ものごとを一義的な、あるいは象徴的な強いメッセージを与えて片付けることで
「わかりやすさ」は追求されましたが、
ものごとはそんなに判りやすくないという事まで、忘れさせてしまっています。
また、我々も判らないことに対して「わかりやすさ」を強く求めてしまっている。


『選挙』という映画は、そのような「わかりやすさ」ばかり追求する傾向とは
逆行する映画だと思います。我々が作り上げてしまったイメージの枠を壊してくれる。
また、イメージの枠にものごとを納めるのは不可能なのだったと思い出させてくれる。
この映画の監督がそのような意思で撮ったかよく知りませんが、
こういう短絡的でない映画は優れているんじゃないかなあ、と思っています。


想田和弘監督 『選挙』 
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by fukidamarism | 2007-06-11 12:52

『膠着』

『膠着』という題名の本を読みました。
平たく言うと、会社で新商品を開発する小説です。
もう少し掘り下げて言うと、ある接着剤メーカーの会社で出来上がってしまった
「くっつかない接着剤」をいかにして新商品として仕上げ、売り出すのかというストーリーです。

メーカー営業の新入社員である主人公が先輩らと共に、
いいアイディアを搾り出すべく奮闘する様が中心に書かれているのですが、
「くっつかない接着剤」という設定が
あまりに斬新で面白かったせいなのか何なのか、
小説の最後で弾き出される新商品のアイディアが、うまく輝いていない感じがしました。
それに至るプロセスはとても楽しめたのですが。

あと表紙の絵がかなり印象的です。
誰が描いているのか名前はわかりませんが(確か女性)、テレビなどで出てきたりしてるので
その絵を知っている方もいると思います。
そんなわけで、買った動機は表紙が7割5分くらいなのです。

非常に報われないレビューなのが残念です。レビューというよりは侮辱か。


今野敏 『膠着』 (中央公論新社)
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by fukidamarism | 2007-06-05 17:35

ブログの雰囲気が変わりました。
ノート風いいじゃない!
心機一転してちゃんと更新しようという意気を表してみました。

しかし自分、日課というものを持つのが本当に苦手なようです。特に日記の類において。
三日坊主が得意ともいいます。
むつかしいね、むつかしいね。
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by fukidamarism | 2007-06-04 10:52