『膠着』

『膠着』という題名の本を読みました。
平たく言うと、会社で新商品を開発する小説です。
もう少し掘り下げて言うと、ある接着剤メーカーの会社で出来上がってしまった
「くっつかない接着剤」をいかにして新商品として仕上げ、売り出すのかというストーリーです。

メーカー営業の新入社員である主人公が先輩らと共に、
いいアイディアを搾り出すべく奮闘する様が中心に書かれているのですが、
「くっつかない接着剤」という設定が
あまりに斬新で面白かったせいなのか何なのか、
小説の最後で弾き出される新商品のアイディアが、うまく輝いていない感じがしました。
それに至るプロセスはとても楽しめたのですが。

あと表紙の絵がかなり印象的です。
誰が描いているのか名前はわかりませんが(確か女性)、テレビなどで出てきたりしてるので
その絵を知っている方もいると思います。
そんなわけで、買った動機は表紙が7割5分くらいなのです。

非常に報われないレビューなのが残念です。レビューというよりは侮辱か。


今野敏 『膠着』 (中央公論新社)
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by fukidamarism | 2007-06-05 17:35


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